立ち上がり測定

主に下肢の筋力や体幹の安定性を評価するために用いられる身体機能テストです。下肢の機能低下や、ロコモティブシンドロームのリスクを評価することができます。
30 秒立ち上がりテストや椅子からの立ち上がりテストといった測定方法がありますが、測定者の測定技術も必要とされています。
日常生活で予防することができるため、早期の発見が重要です。

立ち上がり時の素早さ

年齢や性別、体力レベルなどによって個人差がありますが、単に素早く立ち上がるだけでなく、様々な身体機能を総合的に表す重要な指標といえます。 下肢の筋力、体幹の安定性、神経系の機能、関節の柔軟性との関りが大きく、これらの機能が衰えると運動機能の低下だけではなく、日常生活動作や健康状態にも影響することがあります。 また、高齢者では、立ち上がりが遅くなることは、転倒リスクやロコモティブシンドロームのリスクと関連していることが知られています。

立ち上がり動作の安定時間

立ち上がり姿勢が安定するまでの時間は、下肢筋力・体幹力・バランス力などと大きく関係しており、所要時間が長い場合や、ふらつきが大きい場合は転倒のリスクが高まるといえます。